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宇流冨志禰神社中森千佳さん

この顔この人

中森千佳さん

今回の人物紹介コーナーでは、名張市にある宇流冨志禰(うるふしね)神社の中森千佳さんをご紹介します。
宇流冨志禰神社と言えば、秋季例祭が、名張の秋を彩る恒例の秋祭りとなり、お宮参りや七五三など、地域の氏神さまとして親しまれています。

中森千佳さん

主祭神は宇奈根命(うなねのみこと)であり、その他、武甕槌命(たけみかつちのみこと)、姫大神(ひめおおかみ)、大物主命(おおものぬしのみこと)、仁徳天皇(じんとくてんのう)など多数が祭られています。
宇流冨志禰神社という名称の由来は、その主祭神にあるそうです。
「"宇奈根命(うなねのみこと)"は水、穀物の神さまですが、神社の御神体である赤岩が置かれている場所が名張川のうねりの側にあることから、川がうねると稲穂のうねるが由来となって、うなねにつながったと言い伝えられています。またそれがさらに、"潤うふし水"という語源を元にして、宇流冨志禰神社の名前へとつながっていきました」
天正伊賀の乱(1580年)の焼き討ちで焼失してしまい定かではありませんが、由緒は貞観15年(873年)まで遡ることができるそう。
中森千佳さんは、十八代目に当たります。
お宮参りや安産祈願など、祈祷などを行っています。
本年夏に結婚し、現在おめでた中という千佳さんは、少しふっくらとしたお腹を労わりながら、取材に応じてくれました。
「大学卒業後は、栄養士をしていました。当時はまったく神職を継ぐ気なんてなかったんです。でも、ちょうど仕事に向いていないなと感じていた頃に、祖父が倒れて、補佐として入ることになりました」
中森さんが30歳の時のことです。

中森千佳さん

「それから、10年目になります。最初は、女性だからと舐められることもありましたよ。巫女さんだと思って、神職の悪口を言ってくる人もいたりして。でも、私は性格的にサバサバしてるので、そういう時ははっきり言うんです。『私はあなたが嫌いな神職ですよ』って」
なかなか豪快な性格の千佳さん。しかし、そのほとんどが男性という神職の世界では、いまだ女性は圧倒的少数派であり、ご自分たちの立場も自分たちで開拓しながらといった感じのようです。
「最初はお茶汲みが仕事みたいな雰囲気もありましたよ。でも女性神職も少しづつ増えてきています。私も正階という神職の資格を取得し、禰宜として務めています。ちょうど赤目町丈六にある八幡神社の松生宮司が、神社庁の養成所同期であったことも恵まれていました」
共に神職を目指す仲間がいたので、心強かったと話す中森さん。
女性ならではの感覚も、神職に向いているのではないかとも言います。
「神社にはさまざまな方がいらっしゃいます。結婚やお宮参りなどおめでたいこともあれば、生死にまつわることやお祓いも。しかし、そういった負のシーンでは、祈祷が終わった後、記憶がなかったり、すごく時間が短いように感じたりするんですよ。八幡神社の松生さんにお聞きすると、あるある、とわかってもらえます。それに不思議なこともあって、、、車が横転するぐらいの大事故をしたのですが、傷ひとつなかったんです。その時、お守りに深くガラスが刺さっていて、生かされているような気がしました」

中森千佳さん

「神道というのは、他の宗教と異なって、他の宗教を禁じたりしません。厄年にしても、不調や心配などがたまる生体的なものが基本にあるでしょうし。偶像などではなくて、自分の心の中に神性があってくれればいいなと考えています。大らかなものです」

←千佳さんが考案したオリジナルの縁結びお守り

この神社をどのようにしていきたいですか?の質問には、実は私自身もまだ神社の役割を理解していないんです、との回答が。
「何でもかんでも神さんに頼んでお願いするというものではありません。恋愛祈願などでいらっしゃる方もいますが、一つの縁を大事にすれば、恋愛の縁も繋がっていきますよとお答えしたこともあります」
まずはご自分の努力ですよ、とお伝えすることもあるそうです。
地域の方々に可愛がってもらえるのが嬉しいと話す千佳さん。
ご自身のブログで、神社での行事の様子なども伝えています。
「日本神話などについてもご紹介しています。例えば、古事記の伊耶那岐と伊耶那美の神話でも、面白いんですよ。女の伊耶那美の方から声をかけたのが原因で、蛭子という良くない子ができてしまった。気に入らないからと捨ててしまったり、その蛭子は、後に戎神として福の神となったり。すごく人間的なんです」
千佳さんのブログは、柔らかい言葉で楽しく書かれていて、興味深いものですよ。
また、お参りは要予約ですが、朝は何時からでも対応していただけるそうです。
会社に出勤前にお宮参りしたいという方でも安心ですね。
地域に愛される氏神さま、宇流冨志禰神社。
「皆さん、大らかな気持ちでいらっしゃってくださいね」

中森千佳さん







宇流冨志禰神社








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