「わがまち生活情報館」は、名張近鉄ガス株式会社とバイオマストゥラブがおとどけする名張市と青山エリア(伊賀市)の地域情報の特集サイトです

からすうり

中田俊昭さん・茂美さん この顔この人

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今回の地域の人物紹介コーナーでは、この1月に名張市中町にオープンした「古書からすうり」さんを営む、中田俊昭さん・茂美さんご夫婦をご紹介します。(↑写真:中田俊昭さん・茂美さんご夫婦 お店のロゴでもある烏瓜をくわえたカラスとともに

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俊昭さんは伊賀市の森林公園で、茂美さんはフレンチレストランでコック見習いとして働いていましたが、やがて二人の共通の想い「本好き」が高まっていきます。
そして想いが高じ、とうとう本年1月に古書店を開くこととなりました。
旧町の古家をリノベーションした店舗には、昔ながらのむきだしの梁や家具を利用した階段など、随所に時代を感じさせる落ち着いた雰囲気が漂っています。
「壁を塗るなど、自分たちでできる部分は工夫したんですよ。古家を探していたんですが、なかなか良い物件が無くて、市内でカフェを営むミュークさんに紹介してもらって、やっと見つけたんです」
一階が古書店とカフェ、2階はプライベートスペースとなっているそうです。

からすうりからすうり
開き戸をあけるとすぐに古書がずらりと並び、奥がカフェスペースとなっています。
「一見するとカフェのようでしょう。でもメインは古書店なんですよ」と中田さん。
宇宙関連の本の横に小説が陳列されるなど、書棚は混沌として、どんな書物があるのか探索するのが楽しい空間になっています。歴史書、自然、図鑑、文芸、小説と、幅広いジャンルの品揃えです。
カフェでは、旬の美味しい地元素材を生かしたシンプルな料理を味わうことができます。
ランチセットは、デザートと飲み物がセットになって1,500円。
カフェでは女性客がメインですが、本があるので入ってきやすいのか比較的男性客の比率も高いそう。
一声かければ、購入を考えている本のためし読みをしながら食事することもできるとのことですよ。

からすうりからすうり
↑店内には独特の感性で集められた雑貨も。写真右は、ロゴのモチーフともなっている烏瓜。

「二人とも特定の作家が好きだとか、特定のジャンルにこだわりがあるという感じでは無いんですが、とにかく本が好きなんですね。自宅へお伺いして古書の買取や持ち込まれた書物を取り扱っているんですが、どんな本があるんだろうとワクワクしてしまいます」
中には、思い出の本を処分できないので故人の蔵書を引き取ってほしい、という依頼もあるのだとか。
「まずはお伺いしますよ。中には処分するものもあるでしょうが、本好きだけに本をないがしろにできないんですね。書物はただの“モノ”では無いと考えていますので」

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昔ながらのしきたりもある旧町へ、いきなり若夫婦がやってきて、すぐに馴染めたのですか?の質問には、「はい。感動的なくらいに」と即答。
古き良き人情味溢れるつきあいに、大いに助けられているのだとか。
「たとえば、週休二日で営業しているというと、それで成り立つのかと心配してくれる。雨の日には雨戸の出し入れについても教えてくれたり。のれんをしまうタイミングまでアドバイスしてくれるんですよ」
団地育ちの二人にとっては、この上無く新鮮な生活なのだそうです。
「名張の旧町での暮らしの良さと言いますか、生活の質が向上するように感じました」

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昔ながらの暮らしの面白さにとても感動した二人。
お店のコンセプトを「名張の暮らしをとことん楽しく」としました。
暮らしを楽しむようにお店を楽しんでほしい、お店を通じて自分や周囲の人と関わり新たな発見をしてほしい、という願いが込められています。
「知ることで世界が広がることがあると思うんです。お店に来て誰かと繋がることで発見があったり、本を通じて楽しいだけでなく文化的な何かが生まれたり。そういう場所になれたらなって考えています」
読み聞かせ会や楽器演奏会などのイベントも開催し、ローカルで人と人とが繋がる場所を創出しています。
乱読夜話という会は、地元に縁ある江戸川乱歩の書物の読書会です。
乱歩好きや地元を盛り上げたいという人たちが集まり、語り合ったそうです。
「肩肘張った小難しい会ではなく、乱歩生誕の地を巡って献花をしたり、詳しい人の解説を聞いて、自由に意見を言い合えるような雰囲気ですよ」
次回、乱読夜話は8月19日開催予定。
孤島の鬼をみなで呼んで語り合うのだとか。

からすうりからすうり
今は閑散としてシャッター通り化してしまっている旧町。
「若い人にも戻ってきてほしいなと思います。自分も店をやってみたいな、店作りしたいなという人が出てきたら、私たちの取り組みは成功です。理想は、この中町通りにたくさんお店が並ぶこと」と話す中田さんご夫婦。
静かだけれど、秘めた情熱が魅力的なご夫婦ですよ。
古書が好き、ローカルイベントに興味があるという人、気軽に足を運んでみてください。
きっと新しい発見がありますよ。



古書からすうり&カフェ
所在地:〒518-0717 名張市中町363
TEL:0595-41-1578
営業時間:12時~20時
定休日:火・水曜
URL:https://www.facebook.com/kosho.karasuuri

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